間取りを考える前に、まず想像して欲しいのは1日の過ごし方です。
・朝起きてから家を出るまで
・帰宅してから眠るまで
・その中で、立ち止まる場所 急ぐ場所
こうした日常の流れを思い描くことで、本当に必要な広さや配置が、少しずつ見えてきます。
家づくりを考え始めると、間取りや広さ、デザインに目が向きがちですが、実は「住みやすさ」を大きく左右するのはもっとささやかな部分だったりします。 設計の仕事をしながら、日々の暮らしを見つめていて感じる"図面には描かれにくいけれど、大切なこと" について今回はお話ししたいと思います
writer齋川日菜
間取りを考える前に、まず想像して欲しいのは1日の過ごし方です。
・朝起きてから家を出るまで
・帰宅してから眠るまで
・その中で、立ち止まる場所 急ぐ場所
こうした日常の流れを思い描くことで、本当に必要な広さや配置が、少しずつ見えてきます。
家の快適さは、数字や設備だけでは語れない部分にも大きく影響されます。
・時間帯によって変わる光の入り方
・夜に落ち着きを感じる照明の明るさ
・家の中で響く音の感じ方
こうした要素は図面には書きにくいですが、毎日の「なんとなく心地いい」を作ってくれます。
空調についても同じで、室温のムラが少ないことや、家全体の空気感は暮らしの質に大きく関わります。
詳しい仕組みについては別の記事でご紹介している内容をぜひ参考にしてみてください。

同じ広さ、同じ間取りでも、心地よく感じるかどうかは人によって大きく違います。
広い空間が落ち着く人もいれば、包まれるようなコンパクトさを好む人もいます。
収納も、多ければ安心というわけではなく、使う場所に、使いやすい形であることが大切です。
流行っているから、よく見かけるから、という理由だけで選ぶのではなく、”ちょうどいい”を探すことが大切だと考えています。
設計の仕事では、どうしても図面や数値が中心になります。
ですが実際の暮らしは、線や寸法では表せない要素でできています。
朝の光がどこまで届くか、
夜、どの場所で落ち着くか、
家の中で自然と集まれる場所はどこか。
図面に描かれていない部分を想像しながら、その家での1日を思い浮かべることを大切にしています。
お打ち合わせでは、「こうしたい」という明確な答えがなくても大丈夫だと思っています。
Instagramや雑誌、Pinterestで保存した写真、なんとなく惹かれる雰囲気。
そうした断片を一つずつ拾いながら、「こういう暮らし、いいですね」と一緒に形にしていく時間が、家づくりの醍醐味だと感じています。
Writer この記事を書いた人
カメラが趣味で仕事でもプライベートでも沢山写真を撮っています。美味しいものを食べに出かけたり、音楽を聞くのも好きです。20代の目線から、設計の目線から皆様に新しい情報をお届けしていきたいと思います。