狭小地で実現した光あふれる住まい
家族構成 | ご夫婦、子供3人 | 延床面積 | 91.00m² |
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UA値(外皮平均熱貫流率) | 0.23 | C値(気密性能) | 0.38 |
間口が6.4mの細長い土地
札幌市西区のJR徒歩圏内に建つ家。オーナーはご夫婦と3人のお子さまの5人家族です。土地高騰が続く札幌市内。希望エリアで見つけたのは間口が狭く細長の土地でしたが、「2階建で、駐車スペースを確保しつつ小さな庭もほしい」というご要望を、五角形の建物と光がふりそそぐ床によって実現。ガルバリウムの外壁で仕上げたスタイリッシュな一棟です。
建物を斜めにカットしたデザインで明るく開放的なリビング
35坪の狭小地という限られた立地条件に加え、将来的に近隣の建替や売却などで高さのある建物が建った場合の日当たりも心配されていたオーナー様。気密・断熱などの住宅性能を重視しながら住宅会社選びをされる中、ご依頼の決め手になったのが採光に配慮し建物の南側を斜めに切り取ったプランでした。リビングは開放感が増すよう天井をできるだけ高く(約2.6m)し、庭に面した窓にはトリプルガラスの大開口スライディングサッシを採用しました。
LDKに光を集める2階ホールの「ガラス床」
「光がいっぱい入る家にしてほしい」というご要望に対しては、限られたスペースながらも開放感とたっぷりの日差しが得られるよう、2階ホールにガラス床を提案。強化ガラスを用いたガラス床は完全オリジナルで、プランナーの村田と現場の職人さんがタッグを組んで生み出した力作です。
キッチンから家族の様子が見渡せるオープンなLDK
吹き抜けやガラス床を通して届く日差しと、大きなリビング窓からの採光で、LDKは陽だまりのような心地よい空間になりました。キッチンからは室内全体に加え、庭の様子も見渡せるオープンな造り。視界を遮らないよう、階段には途中から腰壁の代わりにスッキリとしたスチール手摺を採用しています。
アウトドアリビングのようなウッドデッキ付きの庭
ご要望の一つだった庭は、建物を斜めに切り取ることにより、敷地の南角に配置することができました。ウッドデッキや、外部からの視線を遮るウッドフェンスも設け、街中の住宅街でものんびりとアウトドアを楽しむことができる、とっておきの空間になりました。
コンパクトで可変性の高い住計画
3人のお子さまひとりひとりに用意された個室の広さは4.13畳。クローゼットにも扉を付けずシンプルに仕上げています。お子さまが独立後は壁を取り払い、約8畳の一室+フリースペースに間取り変更することを想定しています。「いずれ夫婦二人になるのだから、家はできるだけコンパクトなほうが良い」とおっしゃるオーナー様。無駄の無いフレキシブルな空間づくりにもご満足いただけたようです。