スタッフブログ

遠藤直子

雪庇&すが漏れ

2022年02月12日 18:09

皆さん、こんにちは。



今年の雪はすごいですね!


雪庇&すが漏れに関してのご相談が増えております。




【なぜ雪庇ができるのか?】


それは急激な雪の降り方と風の向きによって起こります。


大きく育ってしまった雪庇は落ちた場合に危険です。


下にエアコンの室外機があったり、灯油タンクやガスボンベ、もちろんお隣さんへの被害が起きないとも限りません。


落雪の衝撃で壊れたり、排気トップが埋まってしまったり・・・。


大きく育つ前に下からつついたりして、こまめに落としてください。



IMG_3493.JPGのサムネイル画像



ホームセンターには伸縮性の雪庇落としという道具も販売していますので、チェックしてみてくださいね。


また、毎回の雪庇落としが大変!という方は、『雪庇ガード』という屋根の先端に取り付けるものもあります。


こちらは屋根の形状や材質、勾配の向きなどで取付が出来ない場合もありますので、個別にご相談くださいませ。





【なぜすが漏れが起こるのか?】


大きな原因として、気温の寒暖差があります。


『すが』とは東北地方の方言で『氷』という意味だそうです。


三角屋根のような水が流れていく屋根であればほとんど大丈夫ですが、ダクトがある無落雪屋根や緩い勾配屋根は気を付けなければなりません。


屋根に雪が積もった状態で、昼間暖かく雪が融けていると水は雪を通って屋根に溜まります。


そのまま流れていけば良いのですが、夜になりその水が凍ってしまうと流れなくなります。


それを繰り返すことによって、氷が厚くなり流れられなくなった水は、屋根の雪の下でプールのように溜まることになります。


この溜まった水が、一定量を越えると屋根のつなぎ目から屋内に入ってくるのです。


昼間暖かいのにポタポタしずくが落ちていない場合、もしかしたらプールになっているかもしれません。


軒先の氷を割ると、ザバーっと水が流れていきます。



10620D72-038A-40F6-8E84-D94472132726.jpeg



また、この屋根のつなぎ目(ハゼ)は年数をかけて緩んできます。


少しの水がそのつなぎ目に入り、凍って膨張し、また水が入り、凍って膨張し・・・と繰り返すことにより緩んできます。


そうなるとそこから水が入りやすくなり、すが漏れの原因にもなります。


『火災保険で無料で直せます』と宣伝しているリフォーム会社もありますが、基本的にすが漏れは、火災保険の適用にはなりません。


『こまめにメンテナンス(雪下ろしなど)をしていれば防げた現象』と保険会社は判断しますので、ご注意を!



軒先やダクトにヒーターを付ける、という対策もありますが、屋根の状態により他にも対処が必要な場合もあります。


気になる方は個別にご相談くださいませ。




無落雪屋根は雪が落ちない形状という事で、雪下ろしをしなくては良い、ということではありません。


今年のように大量の雪が降った場合、特に注意が必要です!


例年であれば春先に起こる現象ですが、2月というのに昼間暖かく、夜冷えて凍る、ここ数日の気温の状態は危険です。


ぜひ一度、自宅の屋根をチェックしてみてくださいね。