スタッフブログ

遠藤直子

暖房について

2024年05月14日 10:49

皆さん、こんにちは!



皆さんの家には暖房は何をお使いですか?


今回は一般的なセントラルヒーティングと呼ばれる、パネルヒーターの使用方法について書こうと思います。




主にセントラルヒーティングは、パネルヒーターについているサーモバルブ(メモリ)とボイラーリモコンのふたつで温度管理をします。




central-heating.jpg













サーモバルブは各部屋の上限温度の設定だと思ってください。


周辺の温度を感知しているので、なるべくソファや物で遮らない方がいいです。


暖め続けて設定温度まで達したらセンサーが働き、内部のピンが出て不凍液が止まり、それ以上パネルヒーターに流れないようにしてくれます。


その為、暖房を切る時期になったらメモリは全開(一番高い温度のメモリ)にしておかないと、ピンが中で固着してしまい、いざ使用する時になってもパネルヒーターが暖まらない、という事にも・・・!





boira-rimokon.jpg




















ボイラーリモコンは部屋の温度ではなく、パネルヒーターに流す不凍液の温度を設定します。


暖かい日は低めの設定でも部屋は暖まるのですが、厳冬期ではそうはいきません。


ボイラーで暖めて作り出す熱より、寒さで失う熱の方が大きければ「お部屋が全然暖まらない」という事になります。


不凍液を暖めて各部屋へ送り、温度が下がった不凍液がボイラーへ戻ってくるので、不凍液の温度が低過ぎるとボイラーがずっと燃焼する事になるので、光熱費も余計にかかってしまいます。


ボイラーの温度設定は外気温に合わせて調整をしてください。





それから使用しない部屋を全く暖めない、という事はNGです。


気温差で結露が起きてしまいます。


住宅全体を暖めるのがこのセントラルヒーティングの良いところです。




また、内部から腐食する前に不凍液の交換も定期的に行ってくださいね。


新しい不凍液と使い古した不凍液では色が全然違ってびっくりしますよ。


メーカーでは3~4年に一度の交換が推奨されています。


夏の間にメンテナンスをしておくと、寒くなってから付かない!と慌てなくて済みますよ!