9月1日は「防災の日」
2023年09月01日 16:25
今日9月1日は「防災の日」です。
なぜ9月1日が防災の日なのかというと、1923年に関東大震災が起こったのが9月1日であることに端を発しています。
防災の日は、昭和35年(1960)年6月11日の閣議で、9月1日を防災の日とすることが決定されたことに始まります。
9月1日を防災の日とした経緯は、以下のとおりです。
9月1日は、関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では二百十日に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあり、また、昭和34(1959)年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害(全半壊・流失家屋15万3,893戸、浸水家屋36万3,611戸、死者4,700人、行方不明401人、傷者3万8,917人)を被ったことが契機となって、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、防災の日が創設されました。
※東京消防庁HPより引用
63年も前に制定された日なんですね。
それだけ日本は古くから地震や台風、水害などの自然災害を経験し続けてきたということがわかります。
自然災害というと、わたしたちにとって一番最近記憶に新しいのは
2018年9月6日に起こった「胆振東部地震」ではないでしょうか。
早いものであれからまもなく5年が経とうとしています。
あのときわたしが住んでいたエリアは3日ほど停電状態が続き、1日程度で停電から復旧できていたエリアに住む弟家族の家に2泊お世話になったことを覚えています。
車で30分ほどかかる距離を、ほぼ信号が機能していない暗闇の中恐る恐る運転していったことが今でも記憶に残っています。
あれから5年が経とうとしていますが、この5年の間にも全国各地で様々な自然災害がありました。
まだ完全に復旧できない状態の中で生活されている方もたくさんいらっしゃると思います。
とはいえ、日常に追われていると、ついつい防災意識が薄れ、いざという時の備えをしなきゃしなきゃと思いながらできずに時間が過ぎていく...という方もまだまだ多いのではないでしょうか。
「防災の日」は、防災意識を改め、非常時の備えなどを見直す良いきっかけになります。
・ご家族で防災について話をする
・お住まいのエリアのハザードマップを確認する
・避難経路を実際に歩いてみる
・備蓄品の使用期限、消費期限をチェックする
などできることからやってみてはいかがでしょうか。
自然災害はいつ自分の身に降りかかるか、「いざ」という時はいつ訪れるか、これは誰にもわかりません。
いくら備えをしても、人間の力ではどうにもならない場合ももちろんあるでしょう。
ですが、災害が起きたときのことを想像して家族で話をしておくだけでも、「いざ」という時の動き方が変わると思います。
お子様と一緒に防災マップをつくったり、防災用の避難リュックをみんなで用意したり、楽しみながら準備ができるといいと思います。
9月1日「防災の日」
これをきっかけに、防災についてご家族や身近な人たちと一緒に考えたり話したりしてみてはいかがでしょうか。