家づくりコラム
窓台と巾木の役割って?
皆さまこんにちは。
最近の住まいづくりの傾向として、「シンプル」「無駄な凹凸がない」「すっきりとした空間」が好まれるようになりました。その傾向から、存在感を消しつつある2つの部材について書いてみたいと思います。
〇窓台(マドダイ)
「開口となる窓の下の補強材」という役割があります。最近はとにかく薄いタイプが人気です。
補強材なのに薄くて大丈夫?と思うかもしれませんが、窓下の見えていない部分には厚みがあり、窓の両側の柱が荷重を受けているため、構造的には問題ありません。
アシストホームでは白の窓台が1番人気ですが、木目や黒など色がついたもの、本物の木で出来ているものもあります。住まいづくりを始めるまで、気にしていなかった!という声が多い部材でもあります。
〇巾木・幅木(ハバキ)
壁の最下部に取り付ける横材のことを指します。「なくても良い」「できるだけ目立たなく」と言われてしまうこちらの部材には、大事な役割があります。
1.壁と床の隙間を見えないようにする
木造の住宅は、木の伸縮によって壁と床に隙間が空くので、隙間をかくす役割があります
2.汚れや傷を防ぐ
掃除機や家具などが当たって、壁が傷むのを防ぎます。また、壁の下部は知らないうちに汚れが付きやすい部分でもあるため、巾木があると便利です
↑溝がないほうがスッキリ見えますが、溝には巾木を止めている隠し釘の頭を見えにくくする役割があります
※溝がなく、接着剤で取り付けるタイプの巾木もあります
どちらも存在感をなくしたいと言われる部材ですが、役割を知ると少し愛着がわきませんか?
以上、住まいの豆知識でした!