家づくりコラム

【住宅ローン金利】これからどうなる?

平澤亜紀

平澤亜紀

こんにちは。
今回は「住宅ローン金利」についてのお話です。


【固定期間選択型10年】の金利引き上げ

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ニュース等で報じられ、ご存じの方も多いと思いますが、2022年7月1日付で大手5行が住宅ローン金利を引き上げました。
といっても全ての金利が上がったわけではなく、今回引き上げられたのは「固定期間選択型/10年」の金利です。

そして私たちにとって身近な金融機関である北洋銀行も、7月から10年固定型の金利を引き上げました。

今のところ、北海道銀行や北陸銀行などは金利引き上げの発表はありませんが、近い将来引き上げられる可能性があります。

どの時点での金利が適用されるのか

借入れをする際、どの時点での金利が適用になるかは金融機関によって異なります。
例えば北洋銀行は、事前審査の申込みをした段階での金利が適用になりますので、6月中に事前審査申込みをした方は引上げ前の金利が適用となります。

フラット35の場合は、融資実行時=ローン借入月の金利が適用されるため、借入申込時点では適用金利が確定していない、ということになります。

借入れ先として検討している金融機関やローン商品について、どの時点での金利が適用になるのか、予め確認しておくことをおすすめします。

全期間固定型の代表「フラット35」の金利は?

前段では「固定期間選択型/10年」の金利引き上げについて書きましたが、「全期間固定型」で最もポピュラーな「フラット35」の金利はどのような状況でしょうか。

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2019年1月から最新の2022年7月までの推移を見てみると、最も金利が低かったのが2019年9月・10月の1.11%、そして最も金利が高いのが今月2022年7月の1.50%です。

2020~2021年は、比較的ゆるやかに上がったり下がったりを繰り返していましたが、2022年に入ってからは一度も下がることなく上昇を続けています。

前述のとおり、フラット35では融資実行時=ローン借入月の金利が適用されるため、借入れが決まっている方は、来月以降の動向が大変気になるところかと思います。

住宅ローン金利はどのように決まる?

住宅ローン金利は、変動金利固定金利の2つに大きく分けられます。

一般的に、変動金利は日銀の政策金利の影響を受ける「短期金利」、いわゆる短期プライムレートを元に、固定金利は10年もの国債の金利に代表される「長期金利」などを元に決められます。

銀行は短期金利または長期金利を参考にしながら、様々な金利タイプの「店頭(基準)金利」を決めます。
そして、店頭金利から「引下げ幅」を差し引くことで、実際に利用者が借入れする際の住宅ローン金利である「借入金利」が決まる仕組みになっています。

大手やネット銀行のローン金利では、〇〇%~といったように金利に幅があったりしますよね。
それはこの「引下げ幅」を決めるための条件が金融機関ごとに設けられており、その条件に基づいて利用者ごとに引下げ幅が決められる仕組みのため、実際の借入金利に幅が生まれる=利用者によって金利が異なる、ということになります。

一方で、北洋銀行や北海道銀行などの地方銀行では、新規借入時のみ適用される優遇金利、いわゆる「新規受付金利」が設定されているローン商品が一般的で、これは利用者により異なるものではなく一律の金利となっています。

店頭金利と引下げ幅の組み合わせで金利が決まる商品の場合、最大引下げ幅が適用された場合の最も低い金利が大きく表示されていることが多いため、一見すると誰もがその金利で借入れできるように思ってしまうかもしれません。
ある程度の段階まで審査手続きを進めないと引下げ幅が確定しないケースが多いため、ローンの比較検討の際には注意が必要です。

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金利の動向に注目しましょう

住宅ローン金利の推移を見ると、「変動金利」はここ20年余りほぼ動いていない状況です。そのため、本来は金利上昇のリスクが大きいという変動金利のデメリットをあまり感じていない方が多いように思います。

住宅ローン金利は経済全体の動きと密接にかかわっているため、急激に上昇するということは考えにくいですが、金利は変動するものである、という当たり前のことを再認識することが大切です。

あまり難しく考えすぎる必要はありませんが、これから新規借入を検討されている方はもちろん、現在住宅ローン返済中の方も、経済や金融にかかわるニュースや情報に興味を持ち、今後の金利動向に注目していきましょう。


アシストホームでは、住まいづくりに関わる大切なお金の話についての勉強会や個別相談を行なっていますので、お気軽にお問い合わせくださいね。